ごみ屋敷に発展するさまざまなケース

ごく普通の部屋が、「汚部屋」や「ごみ屋敷」になってしまうのはなぜなのでしょうか?
多少ごみが溜まったり、部屋が汚れてしまうことはあっても、「ごみ屋敷」にまで発展するのは稀なケースです。
多くの場合、その背景には、単にごみを捨て忘れるということだけでなく何らかのトラブルが存在しています。

分別の厳しすぎるルール

地域住民が協力して、非常に厳しい分別のルールを徹底している地域もあります。
厳しいチェックを受けたり、注意を受けることがストレスで、ごみを家に溜め込んでしまうというケースです。
ごみを出したいのに出せないというストレスが、日常生活にまで影響を及ぼしてしまうことがあります。

ごみ捨てのサイクルが生活と合わない

仕事が忙しすぎて、片付けやごみ捨てにまで手が回らないというケースです。
昼夜逆転の仕事のため、ごみ出しの時間にどうしても間に合わないという場合もあります。
お弁当のごみや生活ごみが溜まっていき、手に負えない事態になってしまうことがあります。

家族が引きこもりなってしまう

最近増えているのが、家族が引きこもりになってしまうことにより汚部屋が発生してしまうケースです。
学校や人間関係のトラブルなどで、家族が引きこもりになってしまった場合、
部屋を掃除することができないまま時間が経ち、ごみだらけになってしまうことがあります。

空き家を放置していたらごみ屋敷に

居住していない家を管理するのは、遠方に住んでいる場合は特に、難しいものがあります。
留守の間に何者かに侵入され、ごみだらけにされてしまうというケースがあります。

1人暮らしの家がごみだらけだった

遺族の遺品整理に訪れてみると、1人暮らしの部屋にごみが堆積していたというケースがあります。
高齢者や病気で片付けやごみ出しができなかったりして、このような状況になってしまっているようです。

心の病気で、片付けやごみ捨てができない

仕事、人間関係、あるいは子育てなど、精神的なストレスから、片付けられなくなってしまうケースがあります。
その状況が長引けば、ごみが堆積しごみ屋敷に発展してしまう可能性もあります。

ごみ捨て場が遠い

住宅環境により、ごみの集積所が自宅からかなり離れた場所に設置されているということはよくあります。
回収時間ギリギリになってしまったときや、天候が悪い、体長が悪いといったときに、ごみ捨てが億劫になってしまう。
このようなことが繰り返され、ごみが部屋の中に放置、堆積してしまうというケースがあります。